パニック障害の経過

短い時間なら薬を飲まずに電車やバスに乗れるようになり、外食も家族となら薬なしで楽しめるようになってきました。

 

不調の日もありますが、下の子も2年生になり、育児の負担が減ったこと、母が施設に入所し介護の負担がなくなったことで、パニック障害もだんだん良くなっています。

 

学校の保護者会などの集まりや映画館や美容院のシャンプー、高速や新幹線などはまだ薬なしでは難しいけど、スーパーのレジの列に並ぶこともできなかった頃に比べれば、今は日常的に困ることは減りました。

 

私のパニック障害のきっかけとなったのは、育児と介護のダブルケアですが、今、自分を客観的にみる余裕ができて、性格も原因の1つだと思っています。

 

昔から人任せにできず、誰かに頼ったりすることが苦手でした。

 

長男は障がいを持っていて、児童発達支援(小学校入学前の障がいのある子どもを預かってくれる療育施設)を利用できるのにもかかわらず使わず、認知症の母が嫌がったことで、デイサービスの利用を最小限にしていたり、義母が私になんの断りもなく急に泊まりに来るのを我慢していたり、本当はそんなキャパ自分にはないのに、常に人からの評価を気にして、偽りの自分を演じていました。

 

パニック障害になってからは、医師からのアドバイスもあり、母のデイサービスを増やし、ショートステイも積極的に利用しました。

義母の宿泊も私の都合に合わせてもらうことにしたり、父にもできないことはできないとはっきり言うようにしました。←これが一番難しい。

でも何か頼まれて断った後は、決ってなんだかもやもやと落ち着かないんです。

 

 

昨年11月、夫の友人の奥さんが切迫早産で急遽入院した際に、子どもを預かって欲しいと頼まれ、朝から夜まで1日預かったことがありました。

その日は日曜日で夫は仕事。

何度かうちに遊びに来ていたけれど、まだオムツが外れておらず、結構大変でした。

 

先日、その夫の友人から、奥さんが退院するので迎えに行くのだけれど、感染症対策で病院に子どもを連れて行けないので(幼稚園は冬休み)、預かって欲しいと頼まれていました。

 

予定していた全日の夜、その子が「風邪をひき発熱した」と連絡がありました。

「今はまだ熱があるんだけど、朝、熱が下がっていたら預かってくれる?」と。

今、インフルエンザが流行ってるし、うちの子どもに感染してしまう可能性もある。それに体調が悪い子を預かってなにかあったら怖いので、夫に断ってもらいました。

 

その後「悪いことしちゃったかな。半日くらいなんだし預かるべきだったかな?冷たいと思われたよね?」

と、ふと気付くとまた自分を責め、人にどう思われたかを気にしている自分がいます。

 

そして私はこのもやもやを、自分でもあきれるくらい長く引きずります。

 

この不毛な思考パターンを止めない限りパニック障害は完治しない気がします。