特養との話し合い。
重度の脱水症で腎不全になり入院した母について。
まずは病院への受診が遅れたことに対して、
私は率直に「もっと早く気付けたのではないですか?」と言いました。
すると「水分を拒否(母が)することがあるので」と言われました。
それはわかるのですが、今回は4日前から体調に異変があり、自分で動くことができないくらい衰弱していたのに、家族に連絡なし。意識が朦朧とした状態での入院。
私は受診の遅れを指摘しているのに、とんちんかんな回答です。
母の栄養補助食品の提供が遅れた理由については、ゼリーなどの栄養にはなるべく頼らず、しっかり食事を食べて欲しかったと説明。
噛まずに飲み込めるものに慣れてしまうと、だんだんに普通の食事を摂れなくなってしまうと。
いまある能力を残してあげたい。そんな気持ちだったんだろうと思いますが、
「それを聞いていたとしても、家族としては体重がある程度戻るまでは、食事と併用で食べさせて欲しかった」と伝えると、栄養士さんは「入院(母)してから考えな日はない」と、泣き出してしまいました。
泣きたいのはこっちなんだけどなぁ。
泣かれたらそれ以上何も言えなくなっちゃいます。
とりあえず、今後はミキサー食と栄養補助食品を併用し体重を戻して行くことにしました。
そして爪と水虫のこと。
看護師さんの説明では
看護師「足をバタバタさせて抵抗したらしく切れなかった様です」
言い方に違和感。
私「爪を切るのは看護師さんの仕事ではないですか?」
看護師「はい私が」
私「手の爪は大丈夫だったのですか?」
看護師「手は割りと」
私「足の爪は今までに何度挑戦しましたか?」
看護師「一回かな。回数まではちょっと覚えてないです」
私「先ほど抵抗されて切れなかった様だと言っていたので、人から聞いた話しなのかと思いましたが、本当に切ろうとしたことはありますか?」
看護師「他の看護師が対応したので」
私「・・・?」
看護師「その看護師から一度「爪を切れた」と聞いた気がします」
私「どうみても切った形跡はないです」
看護師「私の聞き間違いかもしれません」
次に水虫について聞くと「気付きませんでした」と今度はあっさり過ぎる回答。
あれだけ酷い水虫に気付かなかったのなら、爪が伸びているのも気付かなかったと言わないと辻褄が合わない。
爪に関しても気付かなかったと正直に言ってくれれば尋問みたいなことをしなくて済んだのに。
私はしどろもどろになっている看護師さんに「爪が伸びていたり、水虫に気付かなかったのは看護師さんだけの責任じゃないと思います。入浴介助や着替えさせていた人だって、看護師さんに報告できたはず」
看護師さんはやや安心した顔をしていましたが、私は「それだけたくさんの人が関わっていて、母の足を誰も問題にしないことに危機感を感じるし、爪が指の裏まで伸びている状態で歩行すれば、転倒のリスクがあがります」と言いいました。
「返す言葉がありせん。今後は皮膚科で治療をして報告します」と言ってくれました。
現在施設管理者は療養中で不在。
代理の40歳くらいの男性が謝罪してきましたが、言葉が薄っぺらい。
代理「うちはちょうど今改革する話し合いを進めていたところで」
私「どういった改革ですか?」
代理「入居者の方の見た目や衛生面の向上です」
確かに爪伸ばし放題。水虫ほったらかしですもんね。
問題点は以前から把握していたようです。
一応言い方には気を付けて自分の気持ちを話したつもりだったけど、泣かせてしまった栄養士さんと、尋問のようになってしまった看護師さんに最後に謝罪すると、看護師さんは「言われて当然のことばかりなので」と。
母はまだ少しこの施設でお世話になるわけだから、スタッフから憎まれるようなことはしないようにしないと。
私は母を別の特養に移すことをこの話し合いの最中にひそかに決めました。
母の認知症が重度になったここ数年、
母はもう楽になりたいのかもしれない。
そんなことを考えたりもします。
でもにこにこしている時もあるし、ご機嫌で歌を口ずさむこともある。
そんな母が一瞬でも見れるなら。
まだ生きていて欲しい。
なんだか家に帰りたくなくて2時間もカフェで過ごし、夕飯も作りたくなくて(これに関してはいつもだけど)お総菜を買い、帰りにお花やさんに寄って半額になっていた花を買いました。
「リトルエンジェル」という花です。
こんなに可愛いのに半額なんて花に失礼だ。
でもラッキー。
ささくれたこころを癒してくれそうな花。
今回の件(爪とか水虫)はたまたま家族の目についけど、多分氷山の一角に過ぎないのだと思う。
そもそも2週間に1度15分の面談室での面会、施設内見学不可。話せない母。完全なブラックボックス。
謝ってもらったくらいで不信感は消えない。