父から電話で、母が実家で使っていた介護ベッドから電子音が鳴っていると連絡が入りました。
「電源コード抜いてみたら?」と言うと、
「抜いてるのに、音が鳴りやまない」
「他の電化製品とかじゃない⁉️」と聞くと、
「耳を当てて確認した、確実にベッドからだ」と主張する父。
電池式とか充電式じゃないし、電源コードを抜いたら作動しないと思うんだけど・・・
何とか電話で済ませたかった私は、いろいろ質問していると、父はイライラした様子で、「もうコードを切るしかない」と言い始めた。
母が昨年骨折した際買った、20万近くした介護ベッド。
将来もしかしたら父も使うかもしれない。
そもそも電源コードを抜いてるから切ったところで・・・
このままだと短気な父が意味のない破壊行為をしそうだったので、実家に行ってきました。
実家に着き、ベッドがある部屋に入ると、確かに電子音が一定の間隔で鳴っている。
でも音の出所はベッドでなく、ベッド近くの窓枠に置かれた火災報知器の電池が切れそうになっていたのを知らせるアラーム音でした。
今まで母の介護をしていて、あまり気にならなかったけど、最近父も歳をとったなと感じることが増えた。
父は若い頃、ボクシング・空手・合気道をやっていました。
血気盛んだったそうで、結婚式当日も喧嘩して傷だらけ。
首にはビール瓶で切られた傷も残っています。あと数ミリずれていたら死んでいたそうです。
親になってからは、ほぼ喧嘩をしなくなりましたが、親父狩りも返り討ちにして帰ってくるような父でした。
今日「膝が痛むから、長時間は歩けなくなった」と言う父に、「太ったから膝が痛むんじゃない⁉️運動しなよ!」と言ってしまった。
本当は優しい言葉をかけてあげたかったけど、父が老いたのを認めるのがなんだか寂しくて。
今年に入ってから、麻雀仲間が相次いで亡くなったからなのか、父から「葬式は家族葬にしてくれ」とか連絡して欲しい人のリストを兄に渡していたり、終活的なこともしています。
母が脳出血の時は介護についての知識がまったくなく、考えもしていなかったので、本当に大変でした。
親が70歳を過ぎれば、いつ何が起きてもおかしくない年齢だと考え、もしもの時のシミュレーションしておくのをお勧めします。