今日は、母の精神障害者保健福祉手帳の更新の手続きをしてきました。
2年に1度、更新があり診断書が必要になります。
精神障害のために、長期(6か月以上)にわたり日常生活や社会生活への制約がある方が対象になる制度で、1級から3級までの区分があります。
公共料金の割引や税金の控除・減免、区分によっては医療費の助成があり、住んでいる市町村によっても様々なサービスを受けられます。
母は医療費が無料(精神科以外の、内科や歯科なども)になるので、助かっています。
ただ、残念に思うのは、私が精神障害者保健福祉手帳を知ったのは2年程前で、母が認知症と診断されてからの長い間、医師やケアマネ、地域包括支援センターなどから1度もそんな話をされたことが無かったことです。
最初にケアマネに相談した際に、「自分が担当した認知症の人で、精神障害者保健福祉手帳を貰えた人を知らないし、周りでも聞いたことがない。難しいと思いますよ」と言われました。
母が手帳1級を取得すると、「認知症の人がみんな申請したら、国の負担が大変ですね(笑)」と、私は「・・・そうですね、でも家族は大変な思いをしているので」とだけ言いました。
確かにケアマネは介護保険なので、障害者手帳についてあまり詳しくないのは仕方がないと思いますが・・・
診断書を書いて欲しいと精神科(もの忘れ外来のある病院)の医師に言った際も、「認知症では無理ですね。なんで欲しいの?」と言われました。
後日、役所に確認すると、貰えるとのことだったので、その旨を病院に連絡すると、「書けます。診断書をお持ち下さい」と。
母の担当医師は知らなかったようです・・・
税金はしっかり徴収されるのに、知っている人だけが恩恵を受けられる社会保障制度に疑問を感じます。