介護は突然に

親が年老いていくのは分かっていましたが、まさか育児と介護が重なるとは想定外でした。

ですが今思うと、親の年齢を考えれば決してあり得ないことではなかった。

私は親の老いや死について考えることを無意識に避けていたんだと思います。

 

母は8年前、脳出血で入院したことがきっかけで、以前から認知症だった事が判明しました。

 

父はまだ仕事をしていたし、両親は長く家庭内別居、兄も不規則な仕事&いろいろ問題を抱えているのでほぼ当てにできない状況でした。

 

それまでの私と母との関係は決して良好とはいえませんでしたが、当時は「私が母を支えなければ」と強く思ったことを覚えています。

 

そもそもなぜ母が認知症と気付けなかったというと、父とほとんど会話が無かった事、昔から家事全般が苦手で部屋が片付いていないのが当たり前だった事、私が小学校低学年の頃から母はある宗教にのめり込んでいって、長い間洗脳された状態だったので(何度も洗脳を解こうと努力しましたが、無理でした)、大人になってからは一定の距離を置いて付き合ってきたからです。

 

今までショートステイ(宿泊)やデイサービス(通所)を利用し、私は主にデイサービスがない日に実家に通い母の世話をしたり、病院の付き添い等をしてきましが、昨年末に転倒し肘を骨折してから、興奮状態になるとことが増え、夜間や早朝に父から電話で呼び出されたり、さらには父の体調不良も重なり、家族で話し合い、私の家の近くのグループホームに先日入所させました。

 

ここ数日は、母を思うと罪悪感に苛まれるので、わざと何か予定を入れて忙しくしていました。

「見捨てたみたいだ」と言う父に、「8年間介護をしてきたのだから十分やってきたよ。家で見るには限界だし、プロに任せた方が安心」と言ってはいましたが、本当は私も葛藤していました。

 

急な呼び出しが無くなりほっとできるはずが、心はざわざわ落ち着きません。

今日もいろいろな思考が湧きますが、今後は自分の時間が増えるので、パニック障害を改善するために、いろいろ試して行こうと思います。